2009年7月13日月曜日

スタバでグランデを買ってみた。


先日、友人に薦められていた吉本佳生さんの「スタバではグランデを買え!」を読むために、池袋のスタバに入ってグランデを買いました。
本自体は、価格設定を取引コストのさまざまな事例から分かりやすく解説した本です。ただ、この本の情報を使ってなにか事業にいかそうとしてもうまくいかないでしょう。
もし、事業戦略を考えるための参考にしたいのであれば、エイドリアン・スライウォツキーの「ザ・プロフィット」のほうがより実践的ですのでおすすめです。
取引コストという観点からの分析によれば、僕もスタバのお店も得していることになるはずなのですが、僕は熱々のスターバックスラテを楽しみたい人なので、グランデを頼んでしまうと、途中で冷めておいしくいただけないという残念な気持ちを味わいました。
別の日になりますが、コナカでスーツを3着購入しようとしたところ、「1着購入すると2着目は1,000円になりますよ」と説明されました。
お客として僕は、3着定価で買うつもりでコナカに行って、2着分の価格+2,000円で計4着のスーツを購入したのでお得に買い物できたわけです。
これも取引コストの点から、どこかで説明されていましたが、僕は、このサービス自体は知っていましたが、それまで利用したことはなく、そのサービスの有無に関わらずコナカに買いにいき、定価で買うつもりだったということから考えると、お店の利益は1着分のスーツ代金分確実に減っているはずで、利益という点からはたしていい戦術なのかは疑問だったりします。
両方のケースとも、本部で立てた戦略と販売の現場がかみ合っていないように感じられるのは、僕だけでしょうか?

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