2009年7月26日日曜日

「他人に軽く扱われない方法」

>>人に軽んじられるのは、決して気持ちのいいものではない。私たちには、だれにでも自分を尊重してほしい、自分の価値を認めてほしい、自分を大切に扱ってほしい、という尊厳欲求があるため、他人から軽んじられたり、見下されたりすると不愉快なのである。<<

最近、実力も人望も品格もないのに、人を軽んじることで自分の価値を認めさせようとしたり、自分が重要人物であるかのようにふるまう人が増えました。

職場でも、友人関係でも、やさしく思いやりのある人を利用できるだけ利用して、その功績は、さも自分の実力であるかのように吹聴して自分の利を計る人が必ず一人はいます。

そういう人の行動パターンを分析するとこの本で紹介されている心理テクニックを意識的にか無意識的にか、上手に利用していることがわかります。

そして、こうした心理テクニックは一時的には効果をあげることもありますが、そもそも実力がない人が肥大した自尊心を満たすために利用してしまうと、当然周囲は彼(彼女)の一挙手一投足が不愉快でしかたがなくなり、結果としてその職場や友人関係から追い出されてしまいます。

NHKの大河ドラマの影響か、最近「義」という言葉を耳にすることが多くなりました。

「義を明らかにして利を計らず」という言葉もありますが、「義」に生きれば必ず「利」は計らずともついてくるものです。

心理テクニックに惑わされず、実力をつけるための努力をし続けることが成功の王道です。

人を軽んじることで自分の価値を認めさせようとしたり、自分が重要人物であるかのようにふるまう人に対しては、これらの心理テクニックを使えばカンタンに逆襲できるのですが・・・。

2009年7月25日土曜日

自社にとってのいい人材とは誰かを知るための手引き。


採用試験としてSPIや一般教養試験を行っている会社は、想像以上に多いことに驚かされます。

クライアント先での採用活動に携わった際、応募者に他社での就職活動状況をそれとなく確認してみると、総社員数50名にも満たない会社であっても、SPIや一般教養試験を行っていることが判明します。

僕の考えでは、採用試験としてSPIや一般教養試験を行う意味は、面接の人数を減らすための足切りとしての意味と採用に自信のない人事担当者の負担の軽減(言い訳の確保「だって彼(彼女)はSPIと一般教養試験で高得点でしたから・・」)の意味でしかありません。

僕は「その行為の本質・目的はなに?」との視点で物事を考えるようにしていますが、採用活動の本質・目的は、会社の将来の発展の礎となる人材を確保することであって、SPIや一般教養試験で高成績である人材を確保することではないと考えます。

SPIや一般教養試験の結果からわかるのは、せいぜいムダとわかっていることにどれだけ力を注いで準備できるのか?という忠誠度・まじめ度くらいかと思います。

とはいえ、「自社にとってのいい人材とは誰か」という基準すらあいまいな会社にとってはひとまずの安心材料にはなるのでしょう。

それならむしろ、心理テストを既存の社員全員に課したうえで、採用時の試験では心理テストを課したほうがよほど「自社にとってのいい人材とは誰か」の判断に役立つと考えます。

既存の社員が、怒りをあらわにしがちな人材で構成されているなら、怒りに忍耐強い人材を採用するとか、既存の仕事の流儀と同じ流儀をもった人材を確保したいなら、そういう人材を選ぶとか、いろいろとやり方が見えてくることが多く、面接後の採用・不採用の意思決定が早く済みます。

採用後の配置の際にも、「彼(彼女)はこういう傾向があるからこういう点に注意して接してあげて」などときめ細かい指示を上司に与えることができます。

自社にとってのいい人材とは自社の現状と将来の状況に適性のある人材といえるでしょう。

規模が小さければ小さいほど、自社に対する適性の重要度は増します。

自社に対する適性を知るためには、SPIや一般教養試験ではまったくムダとは言わないまでも、不十分な試験だといえるでしょう。

各社の特性に合わせた採用活動が必要であるはずなのに、安易に業界他社の状況に合わせて採用活動を行なってしまうあたりに「いい社員、いい人材」がいなくなってしまう原因があります。

2009年7月23日木曜日

「成功する名刺デザイン」で名刺を気にしてみる。



以前、RCAラリーで有名な”RCA”のロゴを手がけた英国人のデザイナーさん達と一緒にCI(Corporate Identity)に取り組んだことがありました。

その際印象深かったのは、もめそうなロゴマークなどは意外に割とあっさり決定するんですけど、名刺だけは各自思い入れが想像以上に強く、CIの基本的な基準を満たせなかった、ということです。
あいだに立った僕の説明不足・能力不足で、デザイナーさんの意図するニュアンスの伝え方がうまくできなかったということも多分にありましたが、結果的にはそのプロジェクトは失敗と評価できるにいたりました。

今回自分の名刺を作成するにあたり、とりあえずなんか書いてあればいいと思い始めたものの、結局昨年の12月から数えてもう20回以上デザイン変更してきました。
はじめは、情報を足していく方向性で作成しました。
会社のロゴに始まって、携帯電話のQRコードまで、さらには会社の事業案内まで加え、さらに、「すぐやる、かならずやる、できるまでやる」の日本電産さんみたいな標語をいれようとしてみたり、表は日本語、裏は英語で印刷したり・・・と、名刺を渡した際の相手の反応を見ながら加えたり、文字を大きくしたり、小さくしたり、と繰り返していました。
7月に入ってからは「営業の基本」みたいな本で紹介されていた「名刺には顔写真を入れろ!」の手法を取り入れ、顔写真を入れてみたり・・してみました。
そんな中、もしかして方向性を間違えているんじゃないかと思い始め、ここ最近では情報を引いていく方向性で作成をはじめました。
このあいだ、本屋さんでたまたま手に取った「成功する名刺デザイン」長友啓典・野地秩嘉著 では、「デザインは引き算」という考え方が終始一貫しており、最近の僕の傾向はデザインの方向に傾いていたんだと気づきました。
スキャナで読み取って名刺整理なんてやっている会社にとっては、こういうデザイン系の名刺はとても迷惑だと思う反面、人間重視でいくならデザイン重視もありだよな、と考える日々。
僕の名刺改定ライフは、まだまだ続きそうです。

「おはらい風水」を気にしてみる。


昔は(といっても大学時代のころですが)結構気にしていたのに、最近はまったく気にしなくなったものに「風水」があります。


当時はちょうどDr.こぱの風水が流行っていたということもあり、僕はコンパスを片手に一人暮らしの部屋の間取りに東西南北を書き込んで、月に1度は模様替えをするということを繰り返していました。

今のオフィス(もとの自宅)に会社の本店を構えたとき、僕はカーテンは要らない、トイレマットも要らない、本や書類は床に積んでおくから本棚や書庫も要らない、お客さんも呼ぶつもりないからテーブルも椅子も、冷蔵庫もなにも要らない、といっていました。

だって、そのほうがベンチャーくさくていいかな?と。

コーヒー好きな僕は、コーヒーメーカーだけは一応用意しましたが、カップ&ソーサーは1組のみ、それにマグカップが1個という状態でした。

はじめてみると、結構クライアントがやってくることが多く、そのたびに「えーっ、椅子2客しかないの?」と驚かれたり、「普通、カーテンはつけるだろ?」といわれたり、ということはしょっちゅうありました。

僕自身はさして気にしていなかったのですが、先日ふと立ち寄った本屋の入り口で「おはらい風水」なる本が平積みされており、ちょっと立ち読みしたら、なんと「仕事運をあげるための10か条」として「仕事机の周辺を片付けるべし」「床のものを片付けるべし」「会社のトイレや玄関の掃除をすべし」などと書かれているではありませんか。

僕自身の考えは、「プロフェッショナルマネジャー」という本を書いているハロルド・ジェニーンの考えに近く、「机の上が散らかっているエグゼクティブ」のほうを信用するし、僕自身がそうなんです。

でも、「風水」という”おまじない”の効果には期待しないけれど、気分的な心地よさは大学のころやってみてなるほどと思う部分は確かにありました。

何事も思いたったらやらずにいられない性格の僕は、とりあえず行動してみました。

というわけで、僕のオフィスは、今では、ほぼ風水対応のオフィスに変身しました。

とはいえ、本当の仕事運は、精一杯努力して、たくさんの人に会っていくなかで高められていくものだから、もちろん、こちらにも力をそそがないといけませんけれど。

2009年7月21日火曜日

2009年7月17日金曜日

家を買いたくなったら。

これまでの仕事柄か、これから家を購入しようと検討をはじめられた方々からいろいろとご質問を受けることがあります。

みなさん真っ先にされる質問は、決まって「この不動産会社は信用できるの??」という質問です。

車について、この自動車会社は信用できるのか?という声はあまり耳にしませんが、生命保険については、この保険会社は信用できるのか?という声はときどき耳にするという関係からすると、やはり金額の多寡が影響するのだなと当たり前ながらに感じたりします。

ここでは、主に不動産販売会社について述べますが、

僕は、「宅地建物取引業法ほか関連法令についての基準は、どこの不動産販売会社も原則として満たしている(原則としてと述べたのは、年齢や地位に関わらず知識不足だったり経験不足だったりで基準を満たす説明をできない担当者がいるため)。ただし、不動産販売会社ごとにリスクに対する考え方に若干違いがあり、法令の基準を超えた部分まで、いわゆるかゆいところにまで手が届いた対応を社内的に徹底的してくれている会社とそうでない会社とがあります。」と都度、説明することにしています。

冒頭の質問をなさる方からよくよく話を聞いてみると、その営業担当者の応対が非常にまずかったりするケースがほとんどなのですが、人生で1、2を争う高額な買い物のはずなのに、あまり勉強したり調べたりせずに「えいやっ」と購入を決めてしまう方が多いことに驚きます。

営業担当者もまた人ですから、きちんと勉強されて調べられてから購入されようとする方には丁寧な応対もいたしますが、よく勉強もせずマトハズレな質問をされてくるような方や、ちょっと調べればわかるようなことをねちねちと質問をしてこられるような方に対しては、「ごちゃごちゃ云わずに、さっさと買え~」的な態度をとってしまうこともあるだろうと思います。

逆に、うまく営業担当者を味方につけられれば、いろいろと親切に教えてくれるようになりますし、こまごまと相談に乗ってくれるようにもなります。

では、どうやって勉強したらいいのか?

というと「家を買いたくなったら」(長谷川高著)WAVE出版などを読んで、一通りの知識を得ておくというのもひとつの有効な方法だと思います。

テレビで欠陥住宅を買わされたと怒っている人とか、2チャンネルに不満をぶちまけている人の書き込みを見ると、すべてとはいいませんが、不動産取引の知識不足から不動産屋さんに無茶を言っていることが発端となって事件が発生していることがほとんどのように思います。

闇雲に値下げを要求したり、見た目の細かいことにケチをつけたりせずに、もっと本質の部分から条件を固めていく姿勢で購入に臨めば、さしてトラブルなくあっさりと良い物件が良い条件で購入できるのにといつも残念に思います。

「大切なことは目に見えない」という星の王子様の言葉ではないですが、土地なら、所有権をきちんと手にいれられるのか、担保権はきちんとはずしてもらえるだろうか、融資はきちんと実行されるだろうか、地盤、地質とか水害とか前面道路の幅員、境界などの近隣との権利関係がまず重要でしょうし、建物については、建築中に業者が倒産しないだろうか、きちんと建物が引き渡されるだろうか、基礎や柱の太さ、構造上の強度、雨漏りや断熱、シックハウスといった問題が重要になるでしょう。

でも、たいていの方は、狭い土地・少ない予算にも関わらず、まず建物のデザインや駐車スペースの確保やキッチンやバスの性能の高さ、美しい壁紙や床材のほうに目を向けてしまいます。

僕が家を購入しようとするときも、妻や妻のお母さんはそっちにばかりやたらとチェックを入れていれてあれこれ文句いっている最中、僕はひとり、銀行と融資の交渉をしたり、売主が本当に現在の所有者かどうか、いまついている担保はきちんと外れるだろうか、売買契約が済んで引渡しが完了するまでにこの名前も聞いたことのない売主が不況のあおりで倒産しないだろうかと、そちらのほうでやきもきして胃痛をわずらっていました(仕事としては数千件以上取引をあたりまえのように成立させてきていても、いざ自分のこととなるとリスみたいに臆病になってしまうものです)。※結局、この売主さんは現在まで業績を伸ばされ、毎年の我が家のメンテナンスにも大変丁寧に対応してくれている非常に信用できる業者さんだったのですが・・・。

権利関係や融資に関するトラブルや基礎や柱の太さ、構造上の強度などの問題は取り返しがつきませんが、キッチンやバス、壁紙や床材が気に入らなければ後でリフォームすればいいだけのことです。

購入者の側で、どちらがより本質に近いかを考えながら、条件に優先度をつけて営業担当者にきちんと伝えることで、営業担当者も安心できますし、信用のおける対応をしてくれるようになるものです。

これから家を購入しようとされているみなさん、みなさんにとって最高の家と最高の幸せが手に入れられることを祈っています。

2009年7月16日木曜日

「1Q84」を読む前に。


ひところ(たぶん)影を潜めていたネットワークビジネスやカルトが、最近の不況の影響もあってか台頭してきているらしい話を耳にしました。

最近では、幼稚園などでも、急に親しくなったママ友から、いわゆるカルトとかネットワークビジネスとかの勧誘されるケースも増えているみたいで、どこまでが親切とか友情で、どこまでからが裏の意図なのかわかりにくい巧妙な勧誘が増えたともききます。

だいたいこんなかんじ。

子供が幼稚園に入園したての不安でさびしい時期などに、とても明るくてフレンドリーな人気者?のママさんが急接近してきて、メルアドの交換→ランチを数回一緒にして→「今度はうちに遊びにきて」といわれ→何度か遊びにいくと→「大切な友達だから・・・」とか「内緒のいい話だから誰にも云わないで・・」となにかを「無料」で薦められたり「プレゼント」されたり→「子供のアトピー(アレルギー)がこの○○を使ったらこんなによくなった」とか”とてもよいお話”をされ→「今度この○○を使った”無料のお試し”があるから一緒に行ってみない?」と誘われ→多少不安を抱えながらも断ったら悪いと思って、行ってみたら・・・・。

ネットワークビジネスの創業者やカルトの教祖は「自分はすごい」という自己顕示欲を動機としてネットワークビジネスやカルトをはじめます。

「他人をコントロールしたい」「精神的な権力が欲しい」というのは、仕切りたがり屋のママやリーダー格になりたがるママの精神構造は彼らの精神構造とよく似ているということもあり、彼らにとってこうしたママは使い勝手のいい駒なんでしょう。

この駒に、いい話と称して購入する「商品」を介在させればネットワークビジネスが出来上がり、占いや霊、前世などの「精神世界」を介在させればカルトが出来上がりになります。

「子供同士がとても仲がいいから・・」「こまったときは子供を預かってあげる・・」とかいわれて預けてしまえば人質に出したようなものだし。

これに洗脳の技法と成功哲学の技法を組み合わせられると手ごわい相手になります。

20歳のころ、悪友がネットワークビジネスにはまったことがあり身近で観察する機会がありましたが、そこでの勧誘手法も洗脳の技法と成功哲学の技法の組み合わせだったことにだいぶ後になってから気づきました。20歳そこそこの僕らでは、彼をネットワークビジネスから抜け出させることは手に負えるものではありませんでした。結果としてこのネットワークビジネスはその後まもなく主催者が摘発されたため解散されましたが。

駒を有効に動かし、勧誘の効果を高めるために、生活を派手にさせたり、高級外車を乗り回させたりという技法もあります。

急に生活が派手になったり、高級外車を乗り回すようになったうえ、頻繁に自宅に人を集めるようになった人から、不自然に急接近されたら要注意です。

たしかに、お金持ちの定義は人それぞれですが、僕が知る限り、年収が2500~3000万円を越すような人は猜疑心が若干強いところもあってか、高級外車にも乗ることも、頻繁に自宅に人を集めることもしていませんでした。むしろ、とても質素にひっそりと礼儀正しく生活しているという印象です。

そんなお金持ちが自宅でセミナーを開催したり、あまり良く知らない僕に声をかけてくることはないでしょう。

そんな思いで「1Q84」を読むつもりが、ついつい1年ぶりに「洗脳」を読んでしまいました。

2009年7月13日月曜日

スタバでグランデを買ってみた。


先日、友人に薦められていた吉本佳生さんの「スタバではグランデを買え!」を読むために、池袋のスタバに入ってグランデを買いました。
本自体は、価格設定を取引コストのさまざまな事例から分かりやすく解説した本です。ただ、この本の情報を使ってなにか事業にいかそうとしてもうまくいかないでしょう。
もし、事業戦略を考えるための参考にしたいのであれば、エイドリアン・スライウォツキーの「ザ・プロフィット」のほうがより実践的ですのでおすすめです。
取引コストという観点からの分析によれば、僕もスタバのお店も得していることになるはずなのですが、僕は熱々のスターバックスラテを楽しみたい人なので、グランデを頼んでしまうと、途中で冷めておいしくいただけないという残念な気持ちを味わいました。
別の日になりますが、コナカでスーツを3着購入しようとしたところ、「1着購入すると2着目は1,000円になりますよ」と説明されました。
お客として僕は、3着定価で買うつもりでコナカに行って、2着分の価格+2,000円で計4着のスーツを購入したのでお得に買い物できたわけです。
これも取引コストの点から、どこかで説明されていましたが、僕は、このサービス自体は知っていましたが、それまで利用したことはなく、そのサービスの有無に関わらずコナカに買いにいき、定価で買うつもりだったということから考えると、お店の利益は1着分のスーツ代金分確実に減っているはずで、利益という点からはたしていい戦術なのかは疑問だったりします。
両方のケースとも、本部で立てた戦略と販売の現場がかみ合っていないように感じられるのは、僕だけでしょうか?

2009年7月9日木曜日

コンサルタントとしての実力の判定基準。

約3ヶ月前の4月1日、コンサルティング事業をはじめるにあたり、自分がお客様よりいただくコンサルティングフィー以上の価値をお客様に提供することをひとまずの最低ラインとしていました。

この判断基準は、僕のなかに、2つありました。

1つ目は、実際の現金として、仮に自分が300万円のコンサルフィーをいただくのであれば、コンサル契約の期間内に、300万円以上の価値のあるなにかを0円で調達してくるとか、300万円以上の売上(収益)をお客様に提供すること。

2つ目は、お客様が既に高額なコンサルフィーを支払っているにも関わらず、さらにコンサルフィーを上乗せしたいと申し出てくださるとか、なにかしら僕に贈り物を贈ってくださるといったように、お客様が感謝の気持ちでいっぱいになってくださって、いてもたってもいられなくなって、なにか行動をおこしてくださるようになる、ティッピングポイントを超えるだけの価値を提供し続けること。

お客様はみな、契約時には不安を抱えています。コンサルティングを依頼することは決して安い買い物ではありません。にもかかわらず、その投資に見合ったリターンが必ずしも保証されているわけではありません。

そうした中、僕という人間を信じて、僕の話す言葉に賭けてくださった経営者様には、少なくとも損はさせたくないというギリギリの思いがありました。

一つ目の基準は、仲介してくださった不動産会社の社長さんやオーナーさんのご好意により、オフィス賃料の値下げやフリーレント期間を設定していただけたおかげや、リフォーム会社さんのご好意により紹介割引制度や中古家財を無料で調達していただけたおかげもあり、2ヶ月目を終えるころにはプラス100万円程度の価値をお客様に提供できるにいたっていたのですが、肝心の2つ目の基準がなかなかクリアできずにいました。

2つの基準を満たすことが、自分のコンサルタントとして実力の最低基準と考えておりましたので、基準をクリアできないまま他にクライアント先を増やしにいくこともできず、ただただ自分のコンサルタントの実力を蓄えるべく日々精進しておりましたが、昨日になって2つ目の基準を満たすことができました。

クライアント様よりいただいた、商売繁盛と来福のネズミの置物です。

僕にとっては、これがコンサルタントとして実力をお客様より認められた証です。

言葉にできないくらい、とても嬉しかったです。

こちらのクライアント様とは、引き続きご契約をいただいており、今後は売上げを3億円に育てていくべく事業計画を練っているところです。最終的には、会社としての機能的に安定する10億円以上の売上を育てていく予定でおります。

モンシロ蝶を雇うための準備。

アゲハ蝶にくらべ、コストも安く押さえられるモンシロ蝶であったとしても、小規模な会社に来ていただくにはそれなりの準備が必要です。

まず、モンシロ蝶が生息できる環境を会社の中に作らなければなりません。

それは象徴的にいえば、机といすです。

ここ数年の組織のスリム化や成果主義の弊害か、オフィスの中から机といすをなくしていくことが生産性を高め効率化を図る上でのひとつの解決策であるかのようにいわれてきました。

社員数1000人を超えるような規模の会社であれば、それもひとつの解決策であるかもしれませんが、社員数が数名~数十名規模の会社ではむしろマイナス要素でしかありません。

社員が増えても安心なスペースと机といすの確保。これがモンシロ蝶が生息できる環境です。

現場やクライアント訪問が主な業種では、社長の住むマンションの一室が住居兼本社になっており、社員は現場やクライアント先に直行直帰で本社で過ごす時間がほとんどないとか、一般的なオフィスであってもロッカーはないにせよ、自分占用の机といすのスペースさえも確保されておらず、うっかり帰社が遅れた場合などは業務日誌を立ったままか書かなければならなかったりするような環境であると、残念ながらモンシロ蝶は生息できません。

正社員に限らず、パート・アルバイトとであっても、これは同じことがいえます。
ホテル、飲食店、コンビニ、ドラッグストア、エステといったサービス業では、休憩時間をゆっくり過ごせる環境があるかどうかが、モンシロ蝶の生息できる環境であるかひとつの基準になります。

人として劣悪な環境に順応できるのは、蛾だけです。蛾は生息環境を会社が提供しなくて済むぶん、一見するとメリットがあるように思えますが、どんどん会社とくに経営者の活力を失わせていきますので注意が必要です。

当然お客様も離れていくことになります。

だれしも、店内に蛾が飛んでいるようなレストランでは食事をしたくはありません。


逆に、環境さえ整えてあげれば、モンシロ蝶は自然と会社にあつまってくれるようになります。

僕が4月からお手伝いさせていただいている会社のケースでは、以上のことをご理解いただくことができ、新人が増えても安心できる環境づくりとして、現在の住居兼本社のマンションのほかに、駅から徒歩3分程度の距離にあった20坪ほどの2階建ての古い店舗兼居宅を借り、2百万円以上かけて内装をリフォームしとても素敵で心地よい空間として倉庫兼オフィスを用意していただくことができました。

その結果。

工事完了は6月の下旬であったにもかかわらず、また、ほとんど告知もしていない状況でしたが6月中旬にはもう来年の新卒予定者からの履歴書が殺到するようになりました。

創業後10年近い会社でしたが、新卒者のほうから入社させてくださいと履歴書が送られてくるようなこと自体、はじめての経験であったうえに、昨日、とてもよいモンシロ蝶を採用することができたと喜びのご報告をいただくことができました。

ここ数年、蛾しか捕まえられないと思ったら、まずは自分の会社がモンシロ蝶が生息できる環境であるかどうかを確認してみてください。

彼ら彼女たちは、自分たちを大切に思ってくれる会社に自然とあつまり、忠誠を尽くしてくれます。

効果の有無にかかわらず発生する、1週間しか掲載されない数十万円の求人誌への掲載料も、採用の度に支払わなければならない数十万円~百数十万円の人材紹介料も必要ありません。

経営者するべきは、ただただ環境を整えてあげるだけです。環境が整ったと彼ら彼女たちが判断すれば、自然と会社にいい人材は集まってくるのです。

いい人がいないと悩んでいるとしたら・・。

続きです。

僕は、ビジネスの上では、とてもドライな人間なので、人材を見たときに「使える」人間と「使えない」人間の二通りにしか分類しません。

「使えない」人間はどんなに鍛えても、教育しても時間の無駄でしかないうえに、「使えない」人間は上から目線で会社の批判などをし始めますので絶対採用しません。

「使える」人間は、とても素直で元気がよいうえ、1を教えただけで10を理解し砂が水を吸収する速さでみるみる成長していきます。

「使える」人間には、単に彼なり彼女なりが育っていくのに必要な環境を整えてあげさえすれば、お客様や周囲の人の手助けも受けられて、植物が水と土と太陽の光で育つように成長してくれます。

では、そんな「使える」人間はどこにいるのでしょうか?

彼らは新卒採用のマーケットにいます。残念ながら中途採用のマーケットにはいません。

昨年、一生懸命、中途採用をされている経営者の方とお話しする機会があり、その方のお話をきいていくうちに気づいたことです。

そのときには、「使える」人間を”蝶”にたとえ、「使えない」人間を”蛾”にたとえて説明しました。

その経営者の方が欲しいといっていたようなレベルの人材は、いわば蝶の中でもレアなアゲハ蝶でした。

僕は、アゲハ蝶を雇うには、それなりの人件費がかかるうえ、その価値は誰もが知る価値なので常に他社へ引き抜かれる可能性があって落ち着かないでしょうと説明し、また、アゲハ蝶を雇う前提としてたくさんのモンシロ蝶がいなければ、アゲハ蝶だって安心して入社しようとは思わないだろうと説明しました。

そして、いま社長が捕まえようとしているその「蝶」はあたりが薄暗くて見えにくくて間違えてしまったと思うのですが、それは蝶ではなくて”蛾”です。

蝶はよく晴れた日、お日様の降り注ぐお花畑で捕まえるものです。

長年、社長は、日が暮れた後のコンビニの電燈に集まった蛾を蝶だと勘違いして捕まえようとしてきたみたいです。

その証拠に、社長の手もココロも、毒蛾の毒で荒れてしまっているようです。

きっと、社長だって、はじめは分かっていたはずです。

日が暮れた後のコンビニの電燈に集まっているのは蛾であることを。


そう、そうなんだよ。確かに数年前、採用活動を始めたころは分かっていた。でも、あまりにも蛾の数が多すぎて、いつの間にか蝶と蛾の区別が付かなくなっていたんだよ。

社長は、そう告白してくれました。

なかなかいい人がいなくて・・・という悩みの原因。

「人が欲しいんだけど、なかなかいい人がいなくて・・・」

経営資源というと、よく「人・モノ・金」の3つがあげられますよね(僕はそれに「時間」を加えていますが)。

小規模経営の会社が行き詰る理由は、金が足りないからでも、モノが足りないからでもなく、人が足りないからです。

これは僕が出会った経営者はみなさん、おっしゃっていました。

そして僕がヒアリングしてみるとみなさん次のような無限ループに陥っているということもわかりました。

新規の仕事を取ってくるためには人が必要だ→人を雇うと固定費が増える→増えた固定費を埋めるためには金が要る→金を稼ぐためには新規の仕事を取ってくることが必要だ→新規の仕事を取ってくるためには人が必要だ→(以下無限のループ)

「にわとりが先か、たまごが先か」

という議論と同じ構造を抱えています。

小規模経営の経営者は、いきおいたまご(金)をすぐに生んでくれそうなにわとり(中途採用)を雇おうとしてしまいがちです。にわとり(中途採用者)なら、自分の食いぶちは自分で稼いできてくれるだとう。という期待を込めてにわとりを採用してしまいます。

僕はそのにわとりはたまごを生めないにわとりであると断言します。

たまごを生むようなにわとりは、中途採用のマーケットにいないこと、間違って500人に1人くらいの確立で中途採用のマーケットに紛れ込んでいることもあるようですが、本当にまれです。

たまごを生むようなにわとりに対しては、どの企業も辞めさせないような処遇をしていますし、転職するような話が出た時点で、取引先や人材紹介会社が囲い込みに入ります。

でも、そんなこと、僕が言わなくても本当は小規模経営の経営者さんはみんなわかっていることです。

それでも、もしかしたら・・・という淡い期待をかけてたまごを生めないと本音ではわかっている人を採用してしまうんです。

そのうえ、社長自身よりも高い給与を与えたにも関わらず、こんな給与じゃやってられないとか、既存の社員のだれそれにこんな態度を取られてプライドが傷ついたとか、いわれて3ヶ月を待たずに辞めていってしまう。

結局、その3ヶ月分の給与プラスたまごを生まないにわとりを雇うために費やした求人広告費や人材紹介会社への手数料、社長が行った社内的な調整などがすべてドブに捨てられていきます。

そのうえ、社内的にはたまごをうむにわとりを採用したといって、実はたまごをうめない、ただの自己中心的で身勝手なにわとりばかりを採用し続ける社長に対する不満が求心力の低下として表れてきます。

そのうえ。採用後期待を込めて、社長とともに重要な取引先などに挨拶まわりなどしてしまったがために、たまごを生まないにわとりが辞めたあと、取引先などからこの間紹介された方はどうされたのですか?などの不審がられ、あの会社は人がすぐやめる会社だから与信管理を厳しくしておいたほうがいい、などと売上や利益を落としてしまう結果をまねいてしまったケースもあります。

会社のため、既存の社員のため、お客様のためと、たまごを生めないにわとりを採用しつづけ、そんなにわとりにすら逃げられてしまう、多くの経営者を見ているととても哀しい気持ちになります。社長にだってわかっているんです。自分の会社のような小規模な会社にたまごを生むようなにわとりがきてくれることなんて、宝くじがあたる確立に近いことを。

僕はもう宝くじを買うのはやめにしましょう。

そしてひよこを飼いましょう、とアドバイスします。

ひよこは新卒の学生です。もちろん、すぐにはたまごを生めるようにはなりません。

でも、会社の仕組みをひよこでも収益を上げられるような構造に少しだけ変えてあげることで、ひよこも3ヶ月でたまごを生めるようになります。

でも、でも、その前に社長にやってもらわなければならない仕事があります。

それは・・・。

2009年7月4日土曜日

ふと気が付くと今日は7月4日。

7月4日というとアメリカの独立記念日。

この数字を聞くと僕はいつも大学のゼミの飲み会で、

ゼミの同期が「オレの誕生日は独立記念日なんだぜ」

というのに対し、

「オレの誕生日はゴルバチョフと一緒だけど」

と切り返した僕の横から先生が

「私はゴルバチョフと同い年だ」

とさらに切り返されたことが思い出されます。


幼稚園から高校まで、師と仰ぐべき人に出会えなかった僕にとって、初めて出会えた師でした。

そのため昨年亡くなられた際には、人生の羅針盤を失った思いでした。

今でも先生の教え(出来の悪い生徒でしたので誤って理解しているかもしれませんが)をもとに船を走らせているつもりなので、苦笑いしつつもどうか見守っていてください。と祈るばかり。

喪失感ということで考えると、幸いなことに僕の両親は健在なことにいまさらながら、とても感謝するようになった。

ただ、生きて存在してくれているだけで、死というものから守られて暮らしていける。

そういう思いを抱くようになったのは、先生の死が契機だったのだと思う。

そして、同時に僕の子供たちにとって僕が生きていることだけで何かの防波堤になることがあるんだろうなと思うようになり、

子供たちの独立記念日がいつになるのかわからないけれど、その日まで彼らを守って暮らしていくことをあらためて決意するのが、今年の7月4日でした。

今日の彼らは、相変わらずのひどい寝相ながらすやすや寝ている。

この安心しきった眠りを壊さないよう、僕は今日も仕事に励むのだ。

SEO対策前の公開したばかりのウェブサイトにアクセスがあるのはなぜ?(解答編)

SEO対策前の公開したばかりのウェブサイトにアクセスがあるのはなぜ?の解答編です。

IT素人の僕には手に負えない問題でしたので、SEO専門サービス会社にいる中学からの悪友に電話して答えを教えてもらいました。

答えは、ブログサービスと異なり、新着ウェブサイトのみを検索するサービスは自分が知る限り存在しない(SEO部署から離れているので不確実かもしれないが)。

検索エンジンは、1週間ほどで検索かけ終わっているので、サイトがきちんと出来上がってさえいれば、3~4ヶ月引っかからないというようなことはない。

ウェブサイトを公開した日が7月2日であるとして、その日か翌日に検索結果の更新が検索サイトでおこなわれていたならば即時検索にひっかかる可能性が高い。

グーグルは7月2日か3日に更新されていると思われるので、ウェブサイトをアップした直後に運よく(運悪く)検索登録された可能性はある。

ヤフーは6月30日前後に更新されていると思われるので、ヤフーだと説明がつかない。

僕の作った素人ウェブサイト(3割しかできていない)のソースをチェックしてもらったけれど、検索にひっかりそうなキーワードもなさそうだ。

結論は不明。。

あと、考えられるとすればレンタルサーバが親切心から(もしくは流出)新着サイト情報を外部にお知らせしている可能性もなくはないだろう。


なるほど、ね。と僕は納得しました。

昨日よりは一歩前進。


「それにしても、いろいろといじりたくなるサイトだな」

といわれる始末。

「名刺にURL入れている関係上、サイトがみつからないと不信感を持たれるので困るから作ったサイトだし、残念だけど、いまはたくさんお客さんが来たり問い合わせがあっても対応しきれないからこれでいいんだ」と言い訳してしまう僕がいました。ちょっと悔しい・・・。

でも、一方でとてもありがたいのは、ものごとが動き出して、目に見えるようになると人は手伝ってくれるようになるし、あれこれと口を出してくれるようになったことです。

「あったらいいな」という漠然とした形のないものをとりあえずの形にもっていくところまでが、僕の起業家としての、マネジメントコンサルタントとしての、一番大切な仕事だと位置付けています。

そこから先は僕以上にたくさんいる能力の高い人たちにお任せしていけばいいことで、僕のエゴはどんどん小さくしていかなければならないとあらためて肝に銘じた今日の出来事でした。

SEO対策前の公開したばかりのウェブサイトにアクセスがあるのはなぜ?

今日、といってもこの記事を書いている時点ですでに日付変わってしまっていますが、公開したばかりのウェブサイトから、弊社サービスについて電話での問い合わせがあり、そのスピードの速さに驚きました。

これまで、僕の少ないウェブサイト構築の知識では、SEO対策をはじめてから早くて3~4ヶ月、キーワードによっては6ヶ月から1年間は、検索エンジンにも引っかからず来訪者もほとんどいないというのが定説でした。

SEOに関する本や記事を読んだり、ECサイトの運営のためのセミナーに参加したり、実際サイトを運営さえている方々のお話をうかがってきたなかでは、もともと人気のあるサイトにリンクをはらせてもらうとか、そのサイトが芸能人や有名人でない限り、または優れたSEO対策会社に依頼しない限りは、少なくとも3~4ヶ月は来訪者がいない状況が続きます、と説明されていましたし。

今回のケースはレアなのかと思っていたら、弊社の社員のなかにも、10年ほど前、埼玉のラーメン屋さんに依頼されてウェブサイトを作成していた際に、公開したとたんにリンクを張らせてくださいと電話での問い合わせされた経験をもっているものがいました。

一部の人の中では、多分常識なんだろうけれど、仕組みがよくわからない。

ブログなら、「新着ブログ入りました!!」みたいな機能が運営会社のほうであるし、一度訪問したことのあるサイトならRSS?っていう方法もあるみたいだけれど、「新設ウェブサイトが今公開されました!!」なんてサービスあるんだろうか??

会社を設立したりすると、突然税理士事務所や会計事務所からDMが十数件送られてきて、僕の会社も社会的に有名なのかな?と勘違いしてしまいがちだけれど、会社の場合は法務局で新設分の会社はカンタンに調べられるからなんの不思議もないんだけれど。

きっと調べ方を知っている人からすると、なんの不思議もないことでも、調べ方すら知らない僕からするととても不思議な出来事でした。

どうせ誰も来ないから、サイトがきちんと出来上がっていなくてもとりあえず公開しちゃえ!!というある種の勢いで公開したら、翌日にはもうお問い合わせがきて驚いた、というお話でした。

まだ先のことと思っていたサービス開始まであと半年を切りました。

お問い合わせがあることは、とてもありがたいことです。感謝。

2009年7月2日木曜日

活断層地図がネット公開されました。

ようやく、といったかんじでしょうか。

活断層地図と土地条件図、ハザードマップは一戸建てやマンションを買うときの必須調査事項だと僕は考えているのですが、購入前にチェックされている方は非常に少ないです。

都内では、武蔵村山から立川にかけての立川断層が有名ですが、断層の上にも平気で建物が立っていますし、災害時に利用されるはずの災害医療センターは立川断層のすぐそばに建てられています(わざと??)。
http://www1.gsi.go.jp/geowww/thedkd/d_afmua/DAF_DATA/zenkoku/view_shutoken2.htm

住みたい街.comでは、こうした情報も提供していきたいと考えています。。

集客のためのマーケティングツール

中小企業にとって、営業、特に集客はあまりにも切実な課題です。

売上げが上がらなくても、利益が出ていなくても、お客さんが毎日たくさん訪れてくれるなら、必要とされている実感を感じることができます。

でも、お客さんが来ない日が続いたなら、まるで社会から必要ないサービスを提供している、社会にとって無価値な会社で、その経営者はまるで生きている価値がないかのような辛い気持ちで毎日を過ごさなければなりません。

インターネット上の検索でも、そのキーワード、そのサービス、その社名、その人物の名前・・・結局、どれだけの人がその情報を必要としているか、を厳しく評価された結果だと考えると「検索エンジンにひっかからない=無価値」と評価されたということを意味します。

集客のためのマーケティングツールは、ざっと次のようなものが考えられます。

一般的に上位のものほどコストがかかる。予算のない小規模事業者は、リストの下位のものを予算に応じて試していくことになるでしょう。

1.テレビ広告・・・大手・中堅企業向け
2.新聞広告・・・大手・中堅企業向け
3.ラジオ広告・・・大手・中堅企業向け
4.パブリシティ(ニュースリリース)・・・効果は高いが不確実性も高い
5.雑誌・・・大手・中堅企業向け
6.クロスメディア・・・大手・中堅企業向け
7.口コミ(バズマーケティング)・・・意図して行う場合はハードルが高い
8.業界紙・・・エリアマーケティングに有効だが、意外に料金が高い
9.ミニコミ誌・・・消費者向けには有効。法人営業には△
10.駅・街の看板広告・・・エリアマーケティングに有効だが、意外に料金が高い
11.電車・バス広告・・・エリアマーケティングに有効だが、意外に料金が高い
12.タクシー広告・・・エリアマーケティング△。料金△
13 .バナー広告
14.ホームページ作成サービス
15.SEO対策サービス
16.ステップメール配信サービス
17.メルマガ配信サービス
18.インターネットモール(楽天・ヤフー)
19.ヤフー広告(オーバーチュア)
20.グーグル広告(アドセンス)
21.アフィリエイト掲載サービス(懸賞サイトの利用も含む)
22.ブログ掲載サービス
23.営業マンによる飛び込み・・・販売目的だと非効率になりがち。お客様情報の収集なら。
24.DM・・・自社リスト、ハウスリストで送らないと赤字になりがち。
25.チラシ・・・活用の幅は広い。
26.FAX・・・法人向け・中小企業向けだと特に有効。テレマーケティングと組み合わせが効果的。
27.電話(テレマーケティング)・・・きわめて有効だが、マイナス面も否定できない。
28.自社配信ステップメール
29.自社配信メルマガ
30.自社携帯サイト
31.自社SEO対策
32.自社作成ホームページ
33.自社作成ブログ
34.紹介

まずは、どうやって認知してもらうか、できるところからひとつずつやっていって、

CPI(Cost Par Inquire)見込み客獲得単価 と CPO(Cost Par Order)顧客獲得単価 をデータ化していくところからスタートしましょう。

ちなみにCPIは一般的に200円から20万円といわれています。

商品・サービスによって一概には言えませんが、僕の経験則上では、おおむね、DMやポスティングチラシの反応率は3000枚に対し1~2件、商品販売をしているネットショップのケースでは、オーバーチュア100クリックに対し1件売れるかんじでしたが、みなさんはいかがだったでしょうか?

僕もはやく効果てきめんな見込み客リストが欲しいです。

ちなみに僕は、上記のリストの「34.紹介」(これで最初のお客様に契約していただきました。その先をご紹介いただけるようお客様に結果を提供し続けている最中)→「33.自社ブログ」(現在作成中のこのブログ)→「32.自社ホームページ」(現在制作中) とすすめているところです。

2009年7月1日水曜日

2009年下半期スタート。

早いもので、今日から2009年の下半期がスタートしました。

2009年の目標として、僕は、1.「住みたい街.com」のサービスの開始(23区のうち一部ですが)、2.マネジメントコンサルティングサービスの顧客25社契約締結、3.ブリンクアート、アートクレイシルバーの講師となるための認定資格を社員に取得させ、デコスイーツ、ブリンクアート、アートクレイシルバーの教室開講し、生徒30名以上集める、という3つの目標を掲げていました。

現時点で、目標の3は75%以上達成できていますが、2は10%弱、1はまだ公開できていないという意味では0%、準備段階としても25%程度でしょうか。

先日より、「経営理念」について考えているところですが、調べているなかで興味深いことを見つけました。

それは、広辞苑の「経営」の解説です。

【経営】①力を尽くして物事を営むこと。工夫を凝らして建物などを造ること。②あれこれと世話や準備をすること。忙しく奔走すること。③継続的・計画的に事業を遂行すること。特に、会社や商業など経済的活動を運営すること。また、そのための組織。

どうでしょうか?

僕はいままで、「経営」を会社の運営、株などの支配権、取締役会の機能のようなからしかとらえてきていなかったことを反省しました。

経営を行うという意味が、「力を尽くして物事を営むこと」であるならば、経営は全力で一所懸命行わなければならないものであるでしょうし、「あれこれと世話や準備をすること。忙しく奔走すること」であるならば、従業員や取引先のために奔走し、忙しくしていることは通常の状態でなければならないということでそれについて愚痴をこぼしたり、不満を覚えるものでもないということになるでしょうし、なにより「継続的・計画的に事業を遂行すること」であるならば、継続性や計画性のない事業を行うことは「経営」であることはありえないということを意味しているということになるでしょう。

非上場の会社の大半は、継続的に計画を立案していることなどほとんどなく、仮に事業計画というペーパーがあったとしても、遂行できるレベルまで吟味された精度の高い事業計画という考えると皆無に等しい状況でしょう。

上場会社であっても、精度の高い事業計画を発表している企業は、数少ない状況ですし。

あらためて、理念→目標→計画→トライ→計画の修正→実行→反省という流れが当たり前に重要なことなんだと認識を新たにしているところです。

今年は変わったね。よくやった1年だったね。といいあって、2009年12月31日の除夜の鐘を聞きたいものです。