2009年6月23日火曜日

コンビニで値引き販売が行われたら。。

どのコンビニでも、弁当や惣菜などは、消費期限となる時刻の2~3時間前に店頭の陳列棚からはずし廃棄処分するのが一般的だ。

また、ドリンク、菓子や調味料といった賞味期限のある商品は、期限の数ヶ月前には店頭の陳列棚からはずす。

安心・安全のための取引コストと考えるか、もったいないと考えるのか、は人それぞれだろう。

弁当や惣菜などは、一日に3~4回程度に分けて各店舗に配送されてきているみたいだから、消費期限も1日に3回程度あることになる。

都心では、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3店舗はたいてい隣接しているから、消費者は微妙に異なる各店舗のタイムセールを巡回して随時値下げ商品を購入できることになる。 周辺のスーパーやお弁当屋さんも追随するだろうし。

現状において商品を陳列しておくことができる時間は6時間程度。もし値引き販売するなら、定価で商品を陳列してくことができる時間は5時間程度、値引き販売する時間が1.5時間程度になるんじゃないかと思う。

賞味期限切れ商品の販売は、スーパーの特売や100円ショップのいいライバルになるだろうけれど。

値引き販売は、売れ残った商品を売り切るという場面では有効な戦術だけれど、商品の定価での販売の機会を損なわせるという意味であまり得策じゃないように思える。

いろいろ考えちゃうタイプのコンビニ経営者は、客を呼び込むために、あらかじめ見切り販売を行うことを前提として大量の発注を行って、毎日特定の時間に繰り返して見切り販売を行ったり、値引き販売した本部に報告して商品を他の安売り業者に横流したりしてしまうだろうし。

これまでどおり、定価で時間内に売り切るために努力するスタイルがコンビニ経営のあるべき姿じゃないかと思ってしまう。

コンビニで値引き販売が行われるようになったら、たとえば、カブトムシやクワガタとか、青山フラワーマーケットの花束とか、焼きたてパン屋さんのパン、地元の特産物とか、自家製お弁当とか、ちょっと他では置いていない商品を取り扱ったり、写真屋さん45みたいな写真現像サービス、キンコーズみたいなコピー・製本サービス、ミスター・ミニットみたいな靴修理・キーコピーサービス、クリーニングやレンタルCD/DVDの受付・お渡しサービスとか、値段じゃない付加価値を求めて各店舗が好き勝手はじめてしまうようにも思う。でも、各店舗が自分で生き残り策を考えなければ生き残れない環境になっているともいえる。

一方、タバコの販売手数料や、各種振込み手数料も収益の柱になっているという事情はあるんだろうけれど、現状でのコンビニのサービスは増えすぎの感がある。

そうなると、逆にサービスを減らしてガソリンスタンドみたいなセルフ式コンビニが優位になるのかもしれない。

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