気が付くと、どこのサイトで登録したのか覚えていないけれど、こういう内容のメールが頻繁に届くようになっていた。
>>>
「あの世界最高(世界№1)のマーケッター・コンサルタント・コーチ・スピーカー○○の天才的マーケティング手法を徹底分析したセミナーDVDがレポートとセットで100セット特別販売。」
あなたは○○したいと思いませんか?(みたいな感じで項目に勝手にチェックが入っていたりする。)
□・・・・
□・・・・
□・・・・
とか、
あなたは、あの○○のマーティングノウハウをすべて手に入れることができるのです。
とか。
購入者の声(顔写真つきだったり、汚い手書きだったりする)
半信半疑でしたが、この商品のページをめっくた瞬間、本物だとわかりました。
彼のテクニック・アイディアのおかげで、○○パーセント売上げが上がりました。
感謝しています。
・・・etc.
さらに今なら特別3大特典。
特典1・・
特典2・・
特典3・・
1日60万円とも言われる○○のセミナーをわかりやすく解説したDVD○○時間と○○○ページのレポートをセットで69,800円。
さらに今だけ、期間限定59,800円
これって本当に役に立つの?
そう思われるあなたのために
1年間(半年間、10日間)完全返金保証。
「お申込みはいますぐこちらをクリック」
>>>
種類はいろいろあるけれど、だいたいこんなかんじ。
「特定商取引基づく表記」をクリックして、販売者(個人だったり、会社だったりする)の住所をグーグルのストリートビューで検索すると、汚いアパートだったり、普通の住宅地だったり、「世界最高の○○」のDVDやレポートを販売したりして、数千万とか数億円稼いでいる会社や人がいるようには見えない雑居ビルの入り口が映し出されたりする。
場所が都内だったりすると、実際に近くに行ってみたり、法務局なんかで建物や土地の所有者を調べてみたり、会社の登記がそこにあるかどうかチェックしたりしてみるけど、該当する会社はなかったりする。
そもそもマーケッターとか、スピーカーってどういう意味なんだろう?
とても知的好奇心をそそられちゃうところに、この広告メール、販売用ウェブのうまさがあるのか??
効果があるとかないとかってことより、僕のなかの知りたいっていう欲求に訴求してくるのは素直に関心する。
昔あったという「見世物小屋」に入りたくなる気持ちとでもいうのかな。
実際、旅先での台湾で昔の日本風の「見世物小屋」を見つけちゃったときには、思わず小屋にはいっちゃったし。
見たあとだと、な~んだ。。と思うことでも、見る前の宣伝文句(「幻の人魚のミイラ」とか「雪男の手」とか「人面亀」とか)だけを見てると、ど~しても見たくて見たくて、夜も眠れない。なんだか悔しいって思うのが人間なのかなとも思う。
どこまでが嘘でどこまでが本当なのか?
知りたがり屋の僕は、59,800円なら騙されてもいいかなっと思ったりして。。
まあ、こういう話は、投資の世界でもよくあることで、「リスクがどこにあるのか」を見極めないで投資しちゃうと痛い目にあってしまう。相手の説明でリスクが100%ない投資話なら、その話は100%詐欺。
詐欺とわかっていても、相手を信用して騙されていいかなと思えればそれはそれでありだと思う。
ダイレクト・マーケティングの話は、コトラー先生のマーケティング入門にも載っていた気がするので、もう一度勉強しなおしておきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿