2009年7月26日日曜日

「他人に軽く扱われない方法」

>>人に軽んじられるのは、決して気持ちのいいものではない。私たちには、だれにでも自分を尊重してほしい、自分の価値を認めてほしい、自分を大切に扱ってほしい、という尊厳欲求があるため、他人から軽んじられたり、見下されたりすると不愉快なのである。<<

最近、実力も人望も品格もないのに、人を軽んじることで自分の価値を認めさせようとしたり、自分が重要人物であるかのようにふるまう人が増えました。

職場でも、友人関係でも、やさしく思いやりのある人を利用できるだけ利用して、その功績は、さも自分の実力であるかのように吹聴して自分の利を計る人が必ず一人はいます。

そういう人の行動パターンを分析するとこの本で紹介されている心理テクニックを意識的にか無意識的にか、上手に利用していることがわかります。

そして、こうした心理テクニックは一時的には効果をあげることもありますが、そもそも実力がない人が肥大した自尊心を満たすために利用してしまうと、当然周囲は彼(彼女)の一挙手一投足が不愉快でしかたがなくなり、結果としてその職場や友人関係から追い出されてしまいます。

NHKの大河ドラマの影響か、最近「義」という言葉を耳にすることが多くなりました。

「義を明らかにして利を計らず」という言葉もありますが、「義」に生きれば必ず「利」は計らずともついてくるものです。

心理テクニックに惑わされず、実力をつけるための努力をし続けることが成功の王道です。

人を軽んじることで自分の価値を認めさせようとしたり、自分が重要人物であるかのようにふるまう人に対しては、これらの心理テクニックを使えばカンタンに逆襲できるのですが・・・。

2009年7月25日土曜日

自社にとってのいい人材とは誰かを知るための手引き。


採用試験としてSPIや一般教養試験を行っている会社は、想像以上に多いことに驚かされます。

クライアント先での採用活動に携わった際、応募者に他社での就職活動状況をそれとなく確認してみると、総社員数50名にも満たない会社であっても、SPIや一般教養試験を行っていることが判明します。

僕の考えでは、採用試験としてSPIや一般教養試験を行う意味は、面接の人数を減らすための足切りとしての意味と採用に自信のない人事担当者の負担の軽減(言い訳の確保「だって彼(彼女)はSPIと一般教養試験で高得点でしたから・・」)の意味でしかありません。

僕は「その行為の本質・目的はなに?」との視点で物事を考えるようにしていますが、採用活動の本質・目的は、会社の将来の発展の礎となる人材を確保することであって、SPIや一般教養試験で高成績である人材を確保することではないと考えます。

SPIや一般教養試験の結果からわかるのは、せいぜいムダとわかっていることにどれだけ力を注いで準備できるのか?という忠誠度・まじめ度くらいかと思います。

とはいえ、「自社にとってのいい人材とは誰か」という基準すらあいまいな会社にとってはひとまずの安心材料にはなるのでしょう。

それならむしろ、心理テストを既存の社員全員に課したうえで、採用時の試験では心理テストを課したほうがよほど「自社にとってのいい人材とは誰か」の判断に役立つと考えます。

既存の社員が、怒りをあらわにしがちな人材で構成されているなら、怒りに忍耐強い人材を採用するとか、既存の仕事の流儀と同じ流儀をもった人材を確保したいなら、そういう人材を選ぶとか、いろいろとやり方が見えてくることが多く、面接後の採用・不採用の意思決定が早く済みます。

採用後の配置の際にも、「彼(彼女)はこういう傾向があるからこういう点に注意して接してあげて」などときめ細かい指示を上司に与えることができます。

自社にとってのいい人材とは自社の現状と将来の状況に適性のある人材といえるでしょう。

規模が小さければ小さいほど、自社に対する適性の重要度は増します。

自社に対する適性を知るためには、SPIや一般教養試験ではまったくムダとは言わないまでも、不十分な試験だといえるでしょう。

各社の特性に合わせた採用活動が必要であるはずなのに、安易に業界他社の状況に合わせて採用活動を行なってしまうあたりに「いい社員、いい人材」がいなくなってしまう原因があります。

2009年7月23日木曜日

「成功する名刺デザイン」で名刺を気にしてみる。



以前、RCAラリーで有名な”RCA”のロゴを手がけた英国人のデザイナーさん達と一緒にCI(Corporate Identity)に取り組んだことがありました。

その際印象深かったのは、もめそうなロゴマークなどは意外に割とあっさり決定するんですけど、名刺だけは各自思い入れが想像以上に強く、CIの基本的な基準を満たせなかった、ということです。
あいだに立った僕の説明不足・能力不足で、デザイナーさんの意図するニュアンスの伝え方がうまくできなかったということも多分にありましたが、結果的にはそのプロジェクトは失敗と評価できるにいたりました。

今回自分の名刺を作成するにあたり、とりあえずなんか書いてあればいいと思い始めたものの、結局昨年の12月から数えてもう20回以上デザイン変更してきました。
はじめは、情報を足していく方向性で作成しました。
会社のロゴに始まって、携帯電話のQRコードまで、さらには会社の事業案内まで加え、さらに、「すぐやる、かならずやる、できるまでやる」の日本電産さんみたいな標語をいれようとしてみたり、表は日本語、裏は英語で印刷したり・・・と、名刺を渡した際の相手の反応を見ながら加えたり、文字を大きくしたり、小さくしたり、と繰り返していました。
7月に入ってからは「営業の基本」みたいな本で紹介されていた「名刺には顔写真を入れろ!」の手法を取り入れ、顔写真を入れてみたり・・してみました。
そんな中、もしかして方向性を間違えているんじゃないかと思い始め、ここ最近では情報を引いていく方向性で作成をはじめました。
このあいだ、本屋さんでたまたま手に取った「成功する名刺デザイン」長友啓典・野地秩嘉著 では、「デザインは引き算」という考え方が終始一貫しており、最近の僕の傾向はデザインの方向に傾いていたんだと気づきました。
スキャナで読み取って名刺整理なんてやっている会社にとっては、こういうデザイン系の名刺はとても迷惑だと思う反面、人間重視でいくならデザイン重視もありだよな、と考える日々。
僕の名刺改定ライフは、まだまだ続きそうです。

「おはらい風水」を気にしてみる。


昔は(といっても大学時代のころですが)結構気にしていたのに、最近はまったく気にしなくなったものに「風水」があります。


当時はちょうどDr.こぱの風水が流行っていたということもあり、僕はコンパスを片手に一人暮らしの部屋の間取りに東西南北を書き込んで、月に1度は模様替えをするということを繰り返していました。

今のオフィス(もとの自宅)に会社の本店を構えたとき、僕はカーテンは要らない、トイレマットも要らない、本や書類は床に積んでおくから本棚や書庫も要らない、お客さんも呼ぶつもりないからテーブルも椅子も、冷蔵庫もなにも要らない、といっていました。

だって、そのほうがベンチャーくさくていいかな?と。

コーヒー好きな僕は、コーヒーメーカーだけは一応用意しましたが、カップ&ソーサーは1組のみ、それにマグカップが1個という状態でした。

はじめてみると、結構クライアントがやってくることが多く、そのたびに「えーっ、椅子2客しかないの?」と驚かれたり、「普通、カーテンはつけるだろ?」といわれたり、ということはしょっちゅうありました。

僕自身はさして気にしていなかったのですが、先日ふと立ち寄った本屋の入り口で「おはらい風水」なる本が平積みされており、ちょっと立ち読みしたら、なんと「仕事運をあげるための10か条」として「仕事机の周辺を片付けるべし」「床のものを片付けるべし」「会社のトイレや玄関の掃除をすべし」などと書かれているではありませんか。

僕自身の考えは、「プロフェッショナルマネジャー」という本を書いているハロルド・ジェニーンの考えに近く、「机の上が散らかっているエグゼクティブ」のほうを信用するし、僕自身がそうなんです。

でも、「風水」という”おまじない”の効果には期待しないけれど、気分的な心地よさは大学のころやってみてなるほどと思う部分は確かにありました。

何事も思いたったらやらずにいられない性格の僕は、とりあえず行動してみました。

というわけで、僕のオフィスは、今では、ほぼ風水対応のオフィスに変身しました。

とはいえ、本当の仕事運は、精一杯努力して、たくさんの人に会っていくなかで高められていくものだから、もちろん、こちらにも力をそそがないといけませんけれど。

2009年7月21日火曜日

2009年7月17日金曜日

家を買いたくなったら。

これまでの仕事柄か、これから家を購入しようと検討をはじめられた方々からいろいろとご質問を受けることがあります。

みなさん真っ先にされる質問は、決まって「この不動産会社は信用できるの??」という質問です。

車について、この自動車会社は信用できるのか?という声はあまり耳にしませんが、生命保険については、この保険会社は信用できるのか?という声はときどき耳にするという関係からすると、やはり金額の多寡が影響するのだなと当たり前ながらに感じたりします。

ここでは、主に不動産販売会社について述べますが、

僕は、「宅地建物取引業法ほか関連法令についての基準は、どこの不動産販売会社も原則として満たしている(原則としてと述べたのは、年齢や地位に関わらず知識不足だったり経験不足だったりで基準を満たす説明をできない担当者がいるため)。ただし、不動産販売会社ごとにリスクに対する考え方に若干違いがあり、法令の基準を超えた部分まで、いわゆるかゆいところにまで手が届いた対応を社内的に徹底的してくれている会社とそうでない会社とがあります。」と都度、説明することにしています。

冒頭の質問をなさる方からよくよく話を聞いてみると、その営業担当者の応対が非常にまずかったりするケースがほとんどなのですが、人生で1、2を争う高額な買い物のはずなのに、あまり勉強したり調べたりせずに「えいやっ」と購入を決めてしまう方が多いことに驚きます。

営業担当者もまた人ですから、きちんと勉強されて調べられてから購入されようとする方には丁寧な応対もいたしますが、よく勉強もせずマトハズレな質問をされてくるような方や、ちょっと調べればわかるようなことをねちねちと質問をしてこられるような方に対しては、「ごちゃごちゃ云わずに、さっさと買え~」的な態度をとってしまうこともあるだろうと思います。

逆に、うまく営業担当者を味方につけられれば、いろいろと親切に教えてくれるようになりますし、こまごまと相談に乗ってくれるようにもなります。

では、どうやって勉強したらいいのか?

というと「家を買いたくなったら」(長谷川高著)WAVE出版などを読んで、一通りの知識を得ておくというのもひとつの有効な方法だと思います。

テレビで欠陥住宅を買わされたと怒っている人とか、2チャンネルに不満をぶちまけている人の書き込みを見ると、すべてとはいいませんが、不動産取引の知識不足から不動産屋さんに無茶を言っていることが発端となって事件が発生していることがほとんどのように思います。

闇雲に値下げを要求したり、見た目の細かいことにケチをつけたりせずに、もっと本質の部分から条件を固めていく姿勢で購入に臨めば、さしてトラブルなくあっさりと良い物件が良い条件で購入できるのにといつも残念に思います。

「大切なことは目に見えない」という星の王子様の言葉ではないですが、土地なら、所有権をきちんと手にいれられるのか、担保権はきちんとはずしてもらえるだろうか、融資はきちんと実行されるだろうか、地盤、地質とか水害とか前面道路の幅員、境界などの近隣との権利関係がまず重要でしょうし、建物については、建築中に業者が倒産しないだろうか、きちんと建物が引き渡されるだろうか、基礎や柱の太さ、構造上の強度、雨漏りや断熱、シックハウスといった問題が重要になるでしょう。

でも、たいていの方は、狭い土地・少ない予算にも関わらず、まず建物のデザインや駐車スペースの確保やキッチンやバスの性能の高さ、美しい壁紙や床材のほうに目を向けてしまいます。

僕が家を購入しようとするときも、妻や妻のお母さんはそっちにばかりやたらとチェックを入れていれてあれこれ文句いっている最中、僕はひとり、銀行と融資の交渉をしたり、売主が本当に現在の所有者かどうか、いまついている担保はきちんと外れるだろうか、売買契約が済んで引渡しが完了するまでにこの名前も聞いたことのない売主が不況のあおりで倒産しないだろうかと、そちらのほうでやきもきして胃痛をわずらっていました(仕事としては数千件以上取引をあたりまえのように成立させてきていても、いざ自分のこととなるとリスみたいに臆病になってしまうものです)。※結局、この売主さんは現在まで業績を伸ばされ、毎年の我が家のメンテナンスにも大変丁寧に対応してくれている非常に信用できる業者さんだったのですが・・・。

権利関係や融資に関するトラブルや基礎や柱の太さ、構造上の強度などの問題は取り返しがつきませんが、キッチンやバス、壁紙や床材が気に入らなければ後でリフォームすればいいだけのことです。

購入者の側で、どちらがより本質に近いかを考えながら、条件に優先度をつけて営業担当者にきちんと伝えることで、営業担当者も安心できますし、信用のおける対応をしてくれるようになるものです。

これから家を購入しようとされているみなさん、みなさんにとって最高の家と最高の幸せが手に入れられることを祈っています。

2009年7月16日木曜日

「1Q84」を読む前に。


ひところ(たぶん)影を潜めていたネットワークビジネスやカルトが、最近の不況の影響もあってか台頭してきているらしい話を耳にしました。

最近では、幼稚園などでも、急に親しくなったママ友から、いわゆるカルトとかネットワークビジネスとかの勧誘されるケースも増えているみたいで、どこまでが親切とか友情で、どこまでからが裏の意図なのかわかりにくい巧妙な勧誘が増えたともききます。

だいたいこんなかんじ。

子供が幼稚園に入園したての不安でさびしい時期などに、とても明るくてフレンドリーな人気者?のママさんが急接近してきて、メルアドの交換→ランチを数回一緒にして→「今度はうちに遊びにきて」といわれ→何度か遊びにいくと→「大切な友達だから・・・」とか「内緒のいい話だから誰にも云わないで・・」となにかを「無料」で薦められたり「プレゼント」されたり→「子供のアトピー(アレルギー)がこの○○を使ったらこんなによくなった」とか”とてもよいお話”をされ→「今度この○○を使った”無料のお試し”があるから一緒に行ってみない?」と誘われ→多少不安を抱えながらも断ったら悪いと思って、行ってみたら・・・・。

ネットワークビジネスの創業者やカルトの教祖は「自分はすごい」という自己顕示欲を動機としてネットワークビジネスやカルトをはじめます。

「他人をコントロールしたい」「精神的な権力が欲しい」というのは、仕切りたがり屋のママやリーダー格になりたがるママの精神構造は彼らの精神構造とよく似ているということもあり、彼らにとってこうしたママは使い勝手のいい駒なんでしょう。

この駒に、いい話と称して購入する「商品」を介在させればネットワークビジネスが出来上がり、占いや霊、前世などの「精神世界」を介在させればカルトが出来上がりになります。

「子供同士がとても仲がいいから・・」「こまったときは子供を預かってあげる・・」とかいわれて預けてしまえば人質に出したようなものだし。

これに洗脳の技法と成功哲学の技法を組み合わせられると手ごわい相手になります。

20歳のころ、悪友がネットワークビジネスにはまったことがあり身近で観察する機会がありましたが、そこでの勧誘手法も洗脳の技法と成功哲学の技法の組み合わせだったことにだいぶ後になってから気づきました。20歳そこそこの僕らでは、彼をネットワークビジネスから抜け出させることは手に負えるものではありませんでした。結果としてこのネットワークビジネスはその後まもなく主催者が摘発されたため解散されましたが。

駒を有効に動かし、勧誘の効果を高めるために、生活を派手にさせたり、高級外車を乗り回させたりという技法もあります。

急に生活が派手になったり、高級外車を乗り回すようになったうえ、頻繁に自宅に人を集めるようになった人から、不自然に急接近されたら要注意です。

たしかに、お金持ちの定義は人それぞれですが、僕が知る限り、年収が2500~3000万円を越すような人は猜疑心が若干強いところもあってか、高級外車にも乗ることも、頻繁に自宅に人を集めることもしていませんでした。むしろ、とても質素にひっそりと礼儀正しく生活しているという印象です。

そんなお金持ちが自宅でセミナーを開催したり、あまり良く知らない僕に声をかけてくることはないでしょう。

そんな思いで「1Q84」を読むつもりが、ついつい1年ぶりに「洗脳」を読んでしまいました。